昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは78.5ドルまで反発。天然ガスも同様に上昇となり、前日から3.6%上昇し2.42ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、シルバーは前日比プラス3.90%の29.7ドルまで値を上げた。
為替市場は、米ドルに引き続いて加ドルが弱含んだ。加ドル円は114.703から113.737まで下落。時間足200EMAラインまで値を下げた。本日のアジア時間でも加ドル円は下伸しており、すでに113.167をタッチしている。4時間足では75MAのサポートラインに反応せず下抜けており、日足では20MAラインをも突き抜けるかの値動きだ。このまま米国時間で加ドルが対円で弱含むのか慎重に注視したい。
本日の指標は、8:50に日・第1四半期GDP、日・対外/対内証券投資、10:30に豪・雇用統計、13:30に日・鉱工業生産、15:00にノルウェー・実質GDP、16:00にフィリピン・BSP翌日物借入金利、20:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、21:30に米・輸出入物価指数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、米・住宅着工件数、米・新規失業保険申請件数、22:15に米・鉱工業生産、23:00に米・バーFRB副議長の発言、25:00に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言が予定されている。上値が限定されている加ドルの値動きをじっくりと注視したい。