昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは82.2ドルまで上昇。天然ガスも同様に上昇し、2.05ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてが大幅下落となり、大きく下落したシルバーは、3.6%下落し26.8ドル付近で停滞している。
為替市場は、昨日発表された欧・4月消費者信頼感指数が、前月のマイナス14.9から小幅改善しマイナス14.7となったことで、ユーロが対円で往って来いとなった。ユーロ円は164.396から165.101の間で推移。時間足20MAをまたいでの値動きとなった。4時間足では20MAより上位での推移が保たれており、高値を切り上げている。日足では10MAより上位での上昇が継続しているため、欧州時間での上昇継続性に注目したい。
本日の指標は、16:15に仏・製造業/サービス業PMI、16:30に独・製造業/サービス業PMI、17:00に欧・製造業/サービス業PMI、17:30に英・製造業/サービス業PMI、20:15に英・ピルMPC委員の発言、21:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、22:45に米・製造業/サービス業PMI、23:00に米・新築住宅販売件数、米・リッチモンド連銀製造業指数、26:00に米・2年債入札、翌7:45にNZ・貿易収支が発表予定となっている。下値が堅いユーロ円がトレンドを維持していくのか、慎重に注視したい。