昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは2.1%上昇し、77.7ドルを回復。一方の天然ガスは1.4%下落し1.74ドルとなった。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、パラジウムは前日から2.1%低下し、960ドルとなった。恐怖指数(VIX)は株価下落にも関わらず低下し、13.7となっている。
為替市場は、欧州時間から米国時間にかけてユーロが最強通貨となった。ユーロ円は162.559から163.720まで上昇。日足10MAとボリンジャーバンド+2σに沿ってのバンドウォークが見られた。ユーロ円は週足にて4週連続陽線となっており、RSIも買われすぎサインの70手前でバッファを残しているため、欧州時間での上伸性に注目したい。
本日の指標は、8:30に日・消費者物価指数、16:00に独・GFK消費者信頼感調査、16:45に仏・消費者信頼感指数、17:30に香港・貿易収支、18:00に欧・マネーサプライ、21:00にメキシコ・貿易収支、ブラジル・拡大消費者物価指数、22:00にハンガリー・中銀政策金利、22:30に米・耐久財受注、23:00に米・住宅価格指数、米・S&Pケースシラー住宅価格、23:05に米・バーFRB副議長の発言、24:00に米・リッチモンド連銀製造業指数が発表予定となっている。大きく伸びたユーロ円が上伸するのか、慎重に判断したい。