昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは77.3ドルまで低下。一方の天然ガスは約14.2%上昇し、1.78ドルまで急騰した。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、パラジウムは4.6%上昇。988ドルまで値を上げた。恐怖指数(VIX)は15.4まで5%弱上昇している。
為替市場は、円売り・米ドル売り傾向となり、ユーロ・NZドルが買われた。NZドル円は92.138から92.805まで上昇。本日のアジア時間でも高値更新を継続しており、92.926に到達。節目の97円台を目前としている。NZドル円は3週連続陽線となっているが、週足RSIが買われすぎサインの70手前となっているため、継続した上昇に注意したい。
本日の指標は、8:50に日・通関ベース貿易収支、9:30に豪・賃金指数、16:00に英・公共部門ネット負債、トルコ・消費者信頼感指数、16:20にインドネシア・7日物リバースレポ、17:00に南ア・消費者物価指数、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:00に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、27:00に米・20年債入札、28:00に米・FOMC議事録公表が発表予定となっている。3週連続陽線となっているNZドル円の方向性に注目したい。