昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金利安・原油の相場展開となった。原油WTIは約2.1%上昇し、72.4ドルまで値を上げている。天然ガスに至っては約9.11%上昇しており、3.17ドル付近での推移だ。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特段下げ幅の大きかったパラジウムは、前日比マイナス1.90%の992ドルとなった。
為替市場は、昨日発表された米・11月貿易収支が、前月のマイナス643億米ドルからマイナス632億米ドルとなったことで、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は143.416から144.612まで上昇。本日のアジア時間でも上伸しており、144.821まで値が伸びている。このまま米ドルが対円で強含むのか、慎重に見極めたい。
本日の指標は、16:00に独・鉱工業生産、トルコ・雇用統計、トルコ・鉱工業生産、ノルウェー・消費者物価指数、16:30にハンガリー・鉱工業生産、16:45に仏・経常収支、仏・貿易収支21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、24:00に米・卸売在庫、24:30に米・週間原油在庫、27:00に米・10年債入札、29:15に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言が発表予定となっている。米ドル円の上伸性が見られるのか、指標発表と照らし合わせつつ慎重に注視したい。