昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは約2.8%下落し、70.9ドルまで低下。一方の天然ガスは約0.4%反発し、2.88ドルへと値を上げている。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、上昇となった銅は、前日比プラス0.47%の3.82ドル台で推移している。
為替市場は、日本円に続き、ポンドが最強通貨となった。ポンド円は183.017から184.215の間で底堅く推移。時間足20MAをまたいでの値動きとなった。本日のアジア時間では、ポンドが日本円に押され、円高傾向となっている。4時間足では、200SMAを割り込みダブルトップの様相を呈しているため、欧州時間での下落に警戒したいところだ。
本日の指標は、15:45にスイス・雇用統計、16:00に独・鉱工業生産、16:45に仏・貿易収支、仏・経常収支、17:00に台湾・貿易収支、19:00に欧・雇用統計、21:00にメキシコ・消費者物価指数、22:30に米・貿易収支、22:30に加・国際商品貿易、22:30に加・住宅許可件数、26:00に米・バーFRB副議長の発言が予定されている。強含んだポンドが対円で下落するのか、方向性に注意したい。