先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油高のトリプル高相場となった。原油WTIは2.3%ほど上昇し、73.9ドルまで値を上げた。天然ガスも同様に切り返し、3%以上急騰。2.90ドルとなった。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、終始下落していたパラジウムは、1.4%ほど下落し1,030ドルとなっている。
為替市場は、本日のスイス・消費者物価指数公表を控え、スイスフランが対円で下落している。フラン円は過去最高値の170.793を更新後に169.905まで下落した。なおテクニカル的には、フラン円は4時間足ではRSIのダイバージェンスが起きていないが、上位足の日足ではダイバージェンスが見られている。このまま日柄調整に入っていくのか、じっくりと見極めたい。
本日の指標は、16:00に独・製造業受注、独・鉱工業生産、独・貿易収支、ノルウェー・製造業生産、16:30にスイス・消費者物価指数、スイス・小売売上高、ハンガリー・小売売上高、16:45に仏・準備資産総額、18:30に欧・ユーロ圏投資家センチメント指数、19:00に欧・失業率、欧・小売売上高、21:00にメキシコ・消費者信頼感指数、24:00に米・雇用傾向指数、25:30に米・6ヶ月債入札が発表予定となっている。170円後半の最高値を更新したフラン円の調整に警戒したい。