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加ドル高・ユーロ安となった通貨強弱が週明けにどう影響するのか静観か

加ドル高・ユーロ安となった通貨強弱が週明けにどう影響するのか静観か

加ドル高・ユーロ安となった通貨強弱が週明けにどう影響するのか静観か
2023.12.18
本日のポイント
  1. 独・IFO景況感指数
  2. 米・6ヶ月債入札

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が続伸がとなり、株高・金利横ばい・原油高の相場展開となった。原油WTIは一時70.6ドルまで急落したものの、すぐに回復。72.2ドルでの引けとなった。天然ガスも反発し、2.47ドルを回復している。主要貴金属5銘柄はパラジウムが6%以上の大幅急騰となった一方、ゴールドを含めた3銘柄が下落。ゴールドは一時2,015ドルまで大きく値を下げた。

為替市場は、加ドルが米国時間で最強通貨となった。15日に発表された加・11月住宅着工件数は、前月の27.4万件から21.2万件に減少したが、加ドル円は上伸。105.695から106.397まで小反発した。テクニカル的には、加ドル円は日足200SMAに約2回タッチしたのちの反発を見せており、日足20MAまで約150pipsのバッファがあるため、明日のBOJ前に円安が見られるのか、注視したい。

本日の指標は、17:00にチェコ・生産者物価指数、18:00に独・IFO景況感指数、19:30に英・ブロードベントBOE副総裁の発言、20:00にイスラエル・失業率、21:00にメキシコ・総需要、22:00にフィリピン・消費者物価指数、22:30に加・新築住宅価格指数、24:00に米・NAHB住宅市場指数、25:30に米・6ヶ月債入札が発表予定となっている。加ドル高・ユーロ安となった通貨強弱が週明けにどう影響するのか、慎重に判断したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。