先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が続伸がとなり、株高・金利横ばい・原油高の相場展開となった。原油WTIは一時70.6ドルまで急落したものの、すぐに回復。72.2ドルでの引けとなった。天然ガスも反発し、2.47ドルを回復している。主要貴金属5銘柄はパラジウムが6%以上の大幅急騰となった一方、ゴールドを含めた3銘柄が下落。ゴールドは一時2,015ドルまで大きく値を下げた。
為替市場は、加ドルが米国時間で最強通貨となった。15日に発表された加・11月住宅着工件数は、前月の27.4万件から21.2万件に減少したが、加ドル円は上伸。105.695から106.397まで小反発した。テクニカル的には、加ドル円は日足200SMAに約2回タッチしたのちの反発を見せており、日足20MAまで約150pipsのバッファがあるため、明日のBOJ前に円安が見られるのか、注視したい。
本日の指標は、17:00にチェコ・生産者物価指数、18:00に独・IFO景況感指数、19:30に英・ブロードベントBOE副総裁の発言、20:00にイスラエル・失業率、21:00にメキシコ・総需要、22:00にフィリピン・消費者物価指数、22:30に加・新築住宅価格指数、24:00に米・NAHB住宅市場指数、25:30に米・6ヶ月債入札が発表予定となっている。加ドル高・ユーロ安となった通貨強弱が週明けにどう影響するのか、慎重に判断したい。