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FOMCにより軟化した米ドルが巻き返すのか静観か

FOMCにより軟化した米ドルが巻き返すのか静観か

FOMCにより軟化した米ドルが巻き返すのか静観か
2023.12.15
本日のポイント
  1. 加・住宅着工件数
  2. 米・NY連銀製造業景気指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって小幅続伸となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは72.1ドルまで約3.0%反発している。天然ガスも同様に約3.4%上昇し、2.43ドルまで値を上げている。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったパラジウムは、約9.7%上昇。節目の1,000ドルを回復し、1,106ドルまで上昇した。

為替市場は、米FOMCから一夜明けた米ドルが、対円で小反発した。米ドル円は140.952から142.461まで反発。時間足フィボナッチ・リトレースメントの23.6%近辺までの反発となった。なお本日のアジア時間では上昇を試みるも上値が重く、142円後半を突破できない状況だ。このまま週末に米ドルが対円で軟化するのか、慎重に注視したい。

本日の指標は、16:45に仏・消費者物価指数、17:15に仏・製造業/サービス業PMI、17:30に独・製造業/サービス業PMI、18:00に欧・製造業/サービス業PMI、18:30に英・製造業/サービス業PMI、19:00に欧・貿易収支、19:30に露・政策金利、22:15に加・住宅着工件数、22:30に加・国際証券取扱高、22:30に米・NY連銀製造業景気指数、23:15に米・鉱工業生産、23:45に米・製造業/サービス業PMIが発表予定となっている。FOMCにより軟化した米ドルが巻き返すのか、じっくりと静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。