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BOEにて政策金利据え置き発表でポンドの軟化が見られるのか注意か

BOEにて政策金利据え置き発表でポンドの軟化が見られるのか注意か

BOEにて政策金利据え置き発表でポンドの軟化が見られるのか注意か
2023.12.14
本日のポイント
  1. 英・BOE政策金利と声明発表
  2. スイス・生産者輸入価格

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって大幅上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは70.1ドルを回復。天然ガスも同様に3%以上上昇回復している。主要貴金属5銘柄はすべてが大幅上昇となり、特に上げ幅の大きかったシルバーは、前日比プラス5.33%の23.9ドルまで急騰した。恐怖指数(VIX)は12.1まで低下している。

為替市場は、本日21時から発表予定のBOE政策金利決定会合を前に、ポンドが軟化している。ポンド円は183.133から179.272まで下落。本日のアジア時間でも下伸し、178.335をタッチ。直近4ヶ月での最安値更新となっている。本日のBOEでは5.25%の政策金利据え置き予想となっているが、サプライズなく市場コンセンサス通りの流れにより更なるポンドの軟化が見られるのか、注意したい。

本日の指標は、15:30に印・卸売物価指数、16:00スウェーデン・消費者物価指数、16:30にスイス・生産者輸入価格、17:30にスイス・SMI政策金利と声明発表、18:00にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言、21:00に英・BOE政策金利と声明発表、22:15に欧・ECB政策金利と声明発表、22:30に米・新規失業保険申請件数、加・製造業売上高、米・小売売上高、米・輸入物価指数、22:45に欧・ラガルドECB総裁の発言、24:00に米・企業在庫が発表予定となっている。BOEにて政策金利据え置き発表でポンドの軟化が見られるのか、方向性に警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。