昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは節目の70どるを割り込み68.9ドルまで低下。天然ガスも同様に低下しており、6%以上下落。主要貴金属5銘柄はゴールドとシルバーの上値が重くなった。恐怖指数(VIX)は12.0まで4%以上低下している。
為替市場は、資源価格の下落に伴い、オセアニア通貨が最弱となった。豪ドル円は他のクロス円が下げ渋る中、96.003から95.175まで下落。日足75MAに上値を抑えられる形で下落トレンドに回帰した。なお週足では20MAを下抜けての下落となっているため、来週のBOJ日銀会合に向けて豪ドルが対円で軟化していくのか、慎重に注視したいところだ。
本日の指標は、16:00に英・GDP、英・鉱工業生産、英・製造業生産、スウェーデン・サービス部門PMI、19:00に欧・鉱工業生産、20:00に南ア・小売売上高、20:30に印・マネーサプライ、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:30に米・生産者物価指数、28:00に米・FOMC政策金利と声明発表、28:30に米・パウエルFRB議長の記者会見が予定されている。日銀会合に向けてクロス円のボラティリティが高まるのか、じっくりと見極めたい。