昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは先月安値を下抜け72.1ドルまで低下。一方の天然ガスは小幅上昇し、2.69ドルとなっている。主要貴金属5銘柄はすべてが下落し、特に下げ幅の大きかったパラジウムは、前日比マイナス3.65%の943どるまで大きく低下している。
為替市場は、来週の米FOMC開催に伴いブラックアウト期間に入っているため、要人発言が見られなかったものの、昨日の米国時間で発表された米・11月PMI購買担当者景気指数が、コンポジットで前月の50.7と変わらなかったことから、米ドル円が約80pipsのボラティリティで方向感を模索する値動きとなった。米ドル円は147円をまたいでの停滞感を漂わせているため、米国時間で値が動くのか注視したい。
本日の指標は、16:00に独・製造業新規受注、17:00に台湾・消費者物価指数、18:30に英・建設業PMI、19:00に欧・小売売上高、20:00に英・ベイリーBOE総裁の発言、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、メキシコ・消費者物価指数、22:15に米・ADP雇用者数、22:30に加・国際商品貿易、加・労働生産性、米・非農業部門労働生産性、米・貿易収支、24:00に加・BOC政策金利と声明発表、24:30に米・週間原油在庫が発表予定となっている。時間足20MAに張りついている米ドル円が動くのか、じっくりと静観したい。