昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利横ばい・原油高の相場展開となった。原油WTIは節目の80ドルには届かないものの、78.4ドルまで回復。天然ガスも同様に5%以上上昇し、3.25ドルまで回復している。主要貴金属5銘柄はパラジウムを含めてすべてが上昇となり、銅は2%以上回復し、3.66ドル台での推移だ。
為替市場は、本日の米CPI発表を前に、米ドルが対ユーロで弱含んだ。ユーロ米ドルは1.0665から1.07055までわずかに上昇。時間足200SMAからの反発となった。上位足の日足では、ユーロ米ドルは先月から引き続いて上昇基調が継続しているため、本日米国時間での米CPI発表により、米ドルが軟化するのか、注視したいところだ。
本日の指標は、15:30に印・卸売物価指数、16:00に英・雇用統計、スウェーデン・消費者物価指数、スイス・生産者輸入価格、16:45にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言、17:00に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、19:00に独・ZEW景況感指数、欧・ZEW景況感指数、欧・第3四半期GDP、19:30に南ア・雇用統計、19:30に米・ジェファーソンFRB副議長の発言、22:30に米・消費者物価指数、24:00に米・バーFRB副議長の発言が予定されている。米CPIにて米ドルが軟化するのか、方向感を慎重に見極めたい。