先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは80.7ドルまで下落。節目の80ドル台をかろうじて維持している。天然ガスも同様に下落となり、3.47ドルまで値を下げた。主要貴金属5銘柄は銅以外が上昇となり、もっとも上げ幅の大きかったシルバーは、約2.16%上昇し23.1ドル付近で推移した。
為替市場は、先週末金曜日に発表された米・10月雇用統計にて、非農業部門雇用者数が前月の33.6万人から15.0万人となったことに加え、市場予想の19.0万人をも大きく下回ったことで、米ドルが雇用統計発表直後から軟化し、最弱通貨となった。米ドル円は150.522から149.190まで約130pips下落。節目の150円台を実体足で下抜けた。
本日の指標は、16:00に独・製造業新規受注、17:00にチェコ・鉱工業生産、17:50に仏・サービス業PMI、17:55に独・サービス業PMI、18:00に欧・サービス業PMI、18:30に欧・ユーロ圏投資家センチメント指数、英・サービス業PMI、21:00にメキシコ・消費者信頼感指数、24:00に加・Ivey購買担当者景気指数、25:00に米・クックFRB理事の発言、25:30に米・6ヶ月債入札が発表予定となっている。米雇用統計明けの軟化した米ドルが回復するのか、慎重に静観したい。