先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続落となり、株安・金利横ばい・原油安の相場展開となった。原油WTIは88.3ドルまで下落。天然ガスも同様に約1.1%下落し、2.91ドル台まで値を下げた。主要貴金属5銘柄はパラジウムと銅が下落となり、パラジウムは約1.1%下落し1,102ドル台で推移している。
為替市場は、オセアニア通貨が最弱通貨となり、NZドルが対円で小幅ながらに下落した。NZドル円は87.571から87.184まで時間足20MAに沿って下落。NZドル円は先週末の下落により2週連続陰線となり、週足20MA直下に位置する形となっている。また、4時間足では下値を固め一旦の反発が入りそうな形状だ。そのため、対円でNZドルが強含むのか、注視したい。
本日の指標は、14:00にシンガポール・消費者物価指数、16:00にトルコ・消費者信頼感指数、17:00に台湾・鉱工業生産と失業率、21:00にメキシコ・経済活動指数、フィリピン・マネーサプライ、21:30に米・シカゴ地区連銀全米活動指数、22:00にイスラエル・基準金利、23:00に欧・消費者信頼感指数、24:30に米・6ヶ月債入札、30:00に韓・生産者物価指数が発表予定となっている。最弱通貨となったNZドルが反発力を見せるのか、じっくりと見極めたい。