昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。90ドルを維持していた原油WTIは、89.0ドルまで下落。一方の天然ガスは約6.3%上昇し、2.93ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、唯一1%以上下落したプラチナは、927ドル台での値動きだ。
為替市場は、本日のSNB政策金利発表を控え、スイスフランが対円でわずかに上昇した。フラン円は164.511から165.196まで上昇。一時的に4時間足20MAを上抜けた。しかしながら本日のアジア時間では上値が重くなり164.525まで下落。上位足の日足では、20MAをベースとした膠着状態に入っている。なお今回のSNBでは0.25%利上げ予想のため、予想通りの場合、指標発表後の上げの値動きに警戒したい。
本日の指標は、15:00に英・公共部門ネット負債、15:45に仏・企業景況感、16:00にトルコ・消費者信頼感指数、16:30にスイス・SNB政策金利と声明発表、20:00に英・BOC政策金利と声明発表、トルコ・TCMB政策金利と声明発表。21:30に米・新規失業保険申請件数、米・経常収支、米・フィラデルフィア連銀景況指数、23:00に米・中古住宅販売件数、米・景気先行指数、欧・ラガルドECB総裁の発言、欧・消費者信頼感指数が発表予定となっている。SNBにて0.25%利上げが行われスイスフランが強含むのか、慎重に注視したい。