昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは92.4ドルをタッチした後失速。90.3ドルまで下落した。一方の天然ガスは約3.5%上昇し、2.82ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、ゴールドは欧州時間で上昇したのち失速し往って来いとなり、1,932ドル付近にとどまった。
為替市場は、今週末のBOJ金融政策決定会合を控えた日本円が最弱通貨となり、クロス円が軒並み緩やかに上昇した。ポンド円は182.719から183.485まで上昇。時間足200SMAにタッチしたところで反落した。なお日足ベースでは20MAより下位に位置している状態が継続しているため、今週末のBOJに向けての値動きを慎重に注視したい。
本日の指標は、15:00に独・生産者物価指数、英・消費者物価指数、英・小売売上高、17:00に南ア・消費者物価指数、18:00に欧・建設業生産高、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、南ア・小売売上高、23:30に米・週間原油在庫、27:00に米・FOMC政策金利と声明発表、27:30に米・パウエルFRB議長の記者会見が発表予定となっている。FOMCとBOJを前に弱含んでいる日本円がどう動くのか、値動きに注目したい。