昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって小幅上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは値動きが非常に激しくなっており、91.0ドル付近で推移。天然ガスも同様に3%以上上昇し、2.72ドル付近まで値を上げている。主要貴金属5銘柄は銅以外がプラスとなり、プラチナは940ドルを回復した。
為替市場は、第2四半期経常収支の発表を控えているNZドルが、昨日の米国時間で最強通貨となった。NZドル円は他のクロス円が下落する中、下値を堅め87.3ドル付近で推移。本日のアジア時間では87.464まで上昇している。なおテクニカル的には、NZドル円は直近高値の87.621を上抜けると上昇トレンドへと回帰するため、本日米国時間での値動きに注目したいところだ。
本日の指標は、15:00にスイス・貿易収支、17:00に欧・経常収支、17:30に香港・失業率、18:00に欧・消費者物価指数、19:00にイスラエル・GDP、21:30に加・消費者物価指数、米・住宅着工件数、米・建設許可件数、26:00に米・20年債入札、26:45に加・コジッキBOC副総裁の発言、翌7:45にNZ・第2四半期経常収支が発表予定となっている。資源価格の回復により上昇しているNZドルの方向性を、慎重に見極めたい。