昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは一時79.3ドルまで下落したものの、その後反発。最終的に81.4ドルまで回復した。天然ガスは方向感に欠ける展開となり、2.67ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はパラジウム以外が上昇となり、ゴールドは1,936ドルを回復している。
為替市場は、本日KOF選考指数の発表を控えているスイスフランが、対円で上昇した。フラン円は165.445から166.426まで上昇。今月高値に迫る勢いで上昇した。テクニカル的には、フラン円は日足20MAにしっかりと下値を支持されており、RSIも70未満で推移している。このままフランが対円で上昇していくのか、慎重に見極めたいところだ。
本日の指標は、16:00にスイス・KOF先行指数、17:30に英・消費者信用残高、英・マネーサプライ、18:00に欧・消費者信頼感指数、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:00に独・消費者物価指数、21:15に米・ADP雇用者数、21:30に米・卸売在庫、米・第2四半期GDP、米・GDPコアデフレーター、23:00に米・中古住宅販売指数、23:30に米・週間原油在庫が発表予定となっている。史上最高値更新に迫っているフラン円の方向性に、注目したい。