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米ドルに押されている加ドルの軟弱性を注視か

米ドルに押されている加ドルの軟弱性を注視か

米ドルに押されている加ドルの軟弱性を注視か
2023.08.29
本日のポイント
  1. 米・S&P/ケースシラー住宅価格指数
  2. 米・バーFRB副議長の発言

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、株高・金利安・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは節目の80ドルをまたいで、80.0ドル付近に張りついている。天然ガスは約2.6%下落し、2.67ドル台での推移だ。主要貴金属5銘柄はシルバー以外が上昇となり、プラチナは約2.5%上昇し976ドル付近まで上昇している。

為替市場は、来週のBOC政策金利発表を控え、加ドルが対米ドルで小幅に下落した。米ドル/加ドルは1.3569から1.3611まで上昇。4時間足での10MAより上位を維持する形となった。日足ベースでは、米ドル/加ドルは今月1日のみの陰線となっており、8月に入ってからの上昇トレンドが継続している状況だ。日柄調整を挟んで、米ドルが対加ドルで上伸するのか、注目したい。

本日の指標は、15:00に独・GFK消費者信頼感調査、15:45に仏・消費者信頼感指数、16:00にトルコ・貿易収支、21:00にハンガリー・政策金利と声明発表、メキシコ・第2四半期GDP、22:00に米・S&P/ケースシラー住宅価格指数、23:00に米・JOLTS求人件数、米・コンファレンスボード消費者信頼感指数、26:00に米・7年債入札、28:00に米・バーFRB副議長の発言が予定されている。米ドルに押されている加ドルの軟弱性を、慎重に注視したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。