先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発となり、株高・金利横ばい・原油高の相場展開となった。原油WTIは節目の80ドルを回復し、80.0ドルまで上昇。天然ガスも同様に上昇し、2.67ドル付近となっている。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、唯一1%以上の上げ幅となったプラチナは、952ドルまで値を上げている。
為替市場は、今週末後半の米雇用統計を前に、米ドルが上昇傾向となっている。ポンド米ドルは、1.2654から1.2547まで下落。今月安値を更新し、今年6月13日振りの安値となった。テクニカル的には、ポンド米ドルは日足でのヘッドアンドショルダーを形成しており、右肩からの下落基調の途中のため、次のサポートとなりうる日足200EMAラインの1.2476付近までは、下伸を警戒したい。
本日の指標は、15:00にノルウェー・小売売上高、17:00に欧・マネーサプライ、21:00にブラジル・消費者信頼感指数、メキシコ・貿易収支、独・ナーゲル独連銀総裁の発言、21:30にブラジル・銀行貸出、23:30に米・ダラス連銀製造業景況指数、24:30に米・6ヶ月ビル入札、25:30に米・バーFRB副議長の発言、26:00に米・5年債入札が発表予定となっている。今月安値を更新したポンド米ドルの下値余地を、慎重に注視したい。