昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって大幅反落となり、株安・金利高・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは78.9ドル付近で推移。一方の天然ガスは2%弱上昇し、2.62ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はプラチナ以外が下落となり、パラジウムは3%弱下落し、1,238ドル台まで値を下げている。
為替市場は、米ドルが上昇する中、オセアニア通貨が弱含み、NZドルが最弱通過となった。NZドル/米ドルは0.5980から0.5920まで下落。日足10MAに向けての反発の値動きを否定する形で、再び下落トレンドに舞い戻った。上位足の週足では、フィボナッチ・リトレースメント61.8%のラインに差し掛かっているため、61.8%ラインを下抜けるのか、注視したい。
本日の指標は、15:00に独・第2四半期GDP、16:00にトルコ・設備稼働率、17:00に独・IFO景況感指数、21:00にブラジル・消費者物価指数、メキシコ・第2四半期GDP、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、メキシコ・経常収支、23:05に米・パウエルFRB議長の発言、24:00に加・財政収支、米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言が予定されている。資源価格の反落を予兆するかのように下落しているオセアニア通過の下値余地に警戒したい。