昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高安・金利・原油安の相場展開となった。原油WTIは一昨日からさらに下落し、78.4ドルまで下落している。天然ガスも同様に3%弱の下落となり、2.57ドル台まで値を下げている。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、ゴールドは8月11日以来の1,920ドルを回復した。
為替市場は、昨日発表された英・8月製造業/サービス業PMIにて、製造業・サービス業ともに前月から大きく落ち込んだことで、ポンドが対米ドルで下落した。ポンド米ドルは1.2764から1.2615まで下落。週足20MA直下まで下落した。しかしながら米国時間終盤にてポンドは徐々に回復し、1.2732まで反発。本日のアジア時間では1.2713付近で推移している。このままポンドが対米ドルで反発を継続させるのか、慎重に注視したい。
本日の指標は、15:45に仏・企業景況感、17:00にフィリピン・失業率、17:30に香港・貿易収支、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・耐久財受注、米・シカゴ連銀全米活動指数、23:00に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、24:15に米・コリンズ:ボストン連銀総裁の発言が予定されている。サービス業PMIが前月から大幅低下したポンドの行方を、慎重に見守りたい。