昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは節目の80ドルをついに割り込み、79.8ドルまで下落。天然ガスは反対に上昇し、2.64ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったプラチナは、前日から約1.85%上昇し、930ドルまで値を上げている。
為替市場は、本日製造業/サービス業PMI発表を控えているポンドが、対ユーロで上昇した。ユーロポンドは0.8546から0.8513まで下落。今月安値を更新した。上位足の週足では、200SMAが上値抵抗帯となりレジストされ、下値は0.8505付近でのリバウンドが複数回見られている。週足では、サポートラインへの下値トライが3度目となるため、下抜けたのちブレイクするのか、警戒したい。
本日の指標は、16:00にトルコ・消費者信頼感指数、17:00に南ア・消費者物価指数、17:00に欧・製造業/サービス業PMI、17:30に英・製造業/サービス業PMI、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に加・小売売上高、22:45に米・製造業/サービス業PMI、23:00に米・新築住宅販売件数、23:00に欧・消費者信頼感指数、23:30に米・週間原油在庫、26:00に米・20年債入札が発表予定となっている。対ユーロで上昇しているポンドの上値余地を、慎重に静観したい。