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BOE明けに下落したポンド円の方向性を静観か

BOE明けに下落したポンド円の方向性を静観か

BOE明けに下落したポンド円の方向性を静観か
2023.08.04
本日のポイント
  1. 独・製造業受注
  2. 英・ピルMPC委員の発言

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄が続落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは81.7ドルまで上昇。天然ガスも同様に2.56ドル台まで上昇している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、もっとも下げ幅の大きかったプラチナは、前日から約0.4%下落し、922ドル付近で推移している。投資家心理を示す恐怖と欲望指数は、74の強欲レンジに位置している。

為替市場は、昨日BOE政策金利が発表され、0.25%の利上げが行われたポンドが、指標発表後から対円で下落した。ポンド円は182.742から180.420まで下落。時間足20MAに沿っての下落トレンドが発生した。テクニカル面では、ポンド円は日足にてダブルトップの様相に入りつつあり、日足RSIが70オーバーからの下降基調となっているため、継続したポンド円の下落に警戒したい。

本日の指標は、15:00に独・製造業受注、15:30にハンガリー・鉱工業生産、15:45に仏・鉱工業生産、仏・製造業生産指数、16:30にタイ・外貨準備高、17:30に英・建設業PMI、18:00に欧・小売売上高、20:15に英・ピルMPC委員の発言、21:30に加・雇用統計、米・雇用統計、23:00に加・Ivey購買部協会指数が発表予定となっている。BOE明けに下落したポンド円の方向性を、慎重に注視したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。