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ユーロ安相場が米国時間にかけて継続するのか警戒か

ユーロ安相場が米国時間にかけて継続するのか警戒か

ユーロ安相場が米国時間にかけて継続するのか警戒か
2023.07.28
本日のポイント
  1. 米・PCEデフレーター
  2. 加・GDP

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反落となり、株安・金利高・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは79.6ドル付近でのもみ合い相場となっている一方、天然ガスは3%弱の下落となり、2.60ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてが大幅下落となり、特に下げ幅の大きかったシルバーに至っては、約3.3%下落し、24.2ドル台で推移している。

為替市場は、昨日発表された米・新規失業保険申請件数が、前回の22.8万件から22.1万件へと減少し、継続受給者数も175.4万件から169.0万件へと減少したことで、米ドルが対ユーロで上昇した。ユーロ米ドルは1.1149から1.0965まで約180pips下落。時間足200SMAが上値レジスタンスとなり、大きく下落した。本日のアジア時間でも反発が見られず、下値圏でこう着しているため、このままユーロが弱含むのか、警戒したい。

本日の指標は、14:30に仏・第2四半期GDP、15:30に日・植田日銀総裁の記者会見、15:45に仏・消費者物価指数、仏・生産者物価指数、16:00にスイス・KOF先行指数、トルコ・貿易収支、21:00に独・消費者物価指数、南ア・財政収支、21:30に加・GDP、米・個人所得、米・PCEデフレーター、米・第2四半期雇用コスト指数、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数が発表予定となっている。ユーロ安相場が米国時間にかけて継続するのか、慎重に静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。