昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは79.7ドルまで上昇。一方の天然ガスは、前日から2.1%ほど下落し、2.68ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はパラジウム以外が上昇となり、特に上げ幅の大きかったシルバーは、前日から1.83%ほど上昇し、25.0ドル付近まで値を上げている。
為替市場は、昨日の米FOMCにより市場コンセンサス通り0.25%の利上げが行われ、米ドルが指標発表直後から下落。米ドル円は141.177から139.932まで下落。本日のアジア時間でも時間足20MAに沿って下伸しており、139.366をタッチしている。米国時間での指標発表にてさらなる下落が生じるのか、米ドルの方向性に警戒したい。
本日の指標は、15:00に独・GFK消費者信頼感調査、19:00に英・CBI流通取引調査、21:15に欧・ECB政策金利と声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・第2四半期GDP、米・耐久財受注、米・卸売在庫、21:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、23:00に米・中古住宅販売保留、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:00に米・カンザスシティ連銀製造業活動指数、26:00に米・7年債入札が発表予定となっている。円高基調となったFOMC明けの米ドル円の値動きに警戒したい。