昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、株高・金利横ばい・原油高の相場展開となった。原油WTIは75.3ドルまで上昇。天然ガスも同様に3%以上の上昇となり、2.62ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄は銅以外が上昇となり、ゴールドは一時約1.7%上昇。1,984ドルを約1ヶ月半ぶりにタッチした。
為替市場は、本日重要指標の発表を控えているポンドが、対円で往って来いとなった。ポンド円は180.363から181.835の間でもみ合い推移となり、方向感に欠ける展開となった。テクニカル的には、ポンド円は日足20MAをまたいでの平行推移となっており、日足RSIは54近辺での平行線となっている。本日の指標発表にてポンドの強弱性に明確な方向性が生じるのか、慎重に注視したい。
本日の指標は、15:00に英・消費者物価指数、英・生産者物価指数、英・小売物価指数、17:00に南ア・消費者物価指数、18:00に欧・消費者物価指数、20:00に南ア・小売売上高、米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に米・住宅着工件数、米・建設許可件数、23:30に米・週間原油在庫、25:00に英・ラムスデンBOE副総裁の発言、26:00に米・20年債入札が発表予定となっている。英・CPIが市場予想の8.2%を下回るのか、結果発表と値動きを慎重に見極めたい。