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円安基調への回帰があるのか、米ドル円の方向性を静観か

円安基調への回帰があるのか、米ドル円の方向性を静観か

円安基調への回帰があるのか、米ドル円の方向性を静観か
2023.07.18
本日のポイント
  1. 米・NAHB住宅市場指数
  2. 米・対米証券投資

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは74.3ドルまで低下。天然ガスも同様に、2.53ドルまで下落している。主要貴金属5銘柄は銅以外が上昇となり、1%以上の下落となった銅価格は、3.84ドル台まで低下している。恐怖指数(VIX)は約1%上昇し、13.4付近での推移だ。

為替市場は、昨日発表された米・7月NY連銀製造業景気指数が、前回値の6.6から1.1へと低下したにも関わらず、米ドルが対円で上昇となった。米ドル円は137.990から139.410まで上昇。時間足20MAを上抜けた。ただ、本日のアジア時間では、再び上値が重くなっており、138.476付近で推移している。欧州時間で米ドルの反発が見られるのか、方向性に注目したい。

本日の指標は、20:30にトルコ・住宅価格指数、21:15に加・住宅着工件数、21:30に加・消費者物価指数、加・鉱工業生産、加・原料価格指数、米・小売売上高、22:15に米・鉱工業生産、米・設備稼働率、23:00に米・企業在庫、米・NAHB住宅市場指数、米・バーFRB副議長の発言、29:00に米・対米証券投資、翌7:45にNZ・第2四半期消費者物価指数が発表予定となっている。円安基調への回帰があるのか、クロス円の方向性を慎重に静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。