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米雇用統計にて失業率が3.6%の市場予想と一致するのか注目か

米雇用統計にて失業率が3.6%の市場予想と一致するのか注目か

米雇用統計にて失業率が3.6%の市場予想と一致するのか注目か
2023.07.07
本日のポイント
  1. 独・ナーゲル独連銀総裁の発言
  2. 米・雇用統計

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって大幅下落となり、株安・金利高・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは72.0ドル付近で推移しており、天然ガスは小幅安となり2.63ドル付近となっている。主要貴金属5銘柄は銅以外が下落となり、特に下げ幅の大きかったシルバーは、前日から1.7%ほど下落。22.6ドル台まで値を下げている。

為替市場は、昨日発表された米・6月ADP雇用者数が、前月の27.8万人から大幅増の49.7万人となったことで、米ドルが対円で反発した。米ドル円は143.551まで値を下げていたものの、指標発表後に144.652まで反発。節目の144円台を辛うじて維持する形となった。しかしながら、本日のアジア時間では、再び下方向の圧力が強まっており、143.735付近で推移している。本日の米・雇用統計にて米ドルが下落するのか、警戒したい。

本日の指標は、14:45にスイス・失業率、15:00に独・鉱工業生産、英・ハリファックス住宅価格、15:45に仏・貿易収支、仏・経常収支、21:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、21:30に加・雇用統計、米・雇用統計、23:00に加・Ivey購買部協会指数、23:30に英・マンMPC委員の発言、米・週間天然ガス貯蔵量、24:30に米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言、25:45に欧・ラガルドECB総裁の発言が予定されている。米雇用統計にて失業率が3.6%の市場予想と一致するのか、注目したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。