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0.25%利上げで買われているユーロの方向性に注目か

0.25%利上げで買われているユーロの方向性に注目か

0.25%利上げで買われているユーロの方向性に注目か
2023.06.16
本日のポイント
  1. 米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言
  2. 欧・消費者物価指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは節目の70ドル台に乗せ、70.7ドル付近まで約3.7%上昇している。また、天然ガスの上昇は著しく、約9.78%上昇し2.54ドルとなっている。主要貴金属5銘柄は、すべて大幅反発となり、下落していたパラジウムは約2.2%上昇し、1,399ドル台での推移だ。

為替市場は、昨日発表された欧・ECB政策金利発表にて、政策金利が3.75から4.00%へと0.25ポイント引き上げられたユーロが、対円・対米ドル共に上昇した。ユーロ円は151.527から153.947まで約2.4円上昇。2008年9月以来の高水準となっている。テクニカル面では、ユーロ円は日足以上の上位足にて、特にRSIのダイバージェンスが確認されないため、継続した上昇に注目したい。

本日の指標は、15:30に日・植田日銀総裁の記者会見、16:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言、18:00に欧・消費者物価指数、20:30にトルコ・住宅価格指数、20:45に米・ウォラーFRB理事の発言、21:30に加・国際証券取扱高、加・卸売売上高、22:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数が発表予定となっている。0.25%利上げで買われているユーロの方向性を、慎重に注視したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。