昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって小幅ながらに反発となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは71.4ドルまで低下。天然ガスは2.26ドル付近での推移となっている。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、ゴールドは小幅に上昇し、1,963ドル台で推移している。投資家心理を示す恐怖と欲望指数(Fear & Greed Index)は、強欲の74まで上昇している。
為替市場は、本日失業率の発表を控えているスイスフランが、昨日の米国時間で最弱通貨となった。フラン円は154.286から153.370まで約90pips下落。時間足20MAに上値をレジストされての下落となった。上位足の4時間足では、上昇傾向だったRSIが70に到達することなく反落しているため、失業率発表でのスイスフランの続落に警戒したい。
本日の指標は、14:45にスイス・失業率、15:00に独・鉱工業生産、英・ハリファックス住宅価格、15:45に仏・貿易収支、仏・経常収支、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に加・貿易収支、加・第1四半期労働生産性指数、米・貿易収支、23:00に加・BOC政策金利と声明発表、23:30に米・週間原油在庫、28:00に米・消費者信用残高、翌7:45にNZ・第1四半期製造業売上高が発表予定となっている。失業率発表により対円でスイスフランが続落するのか、警戒したい。