昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって小幅ながらに反落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは75.6ドルまで下落。天然ガスも3%以上下落し、2.29ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄は、銅以外が反落となっており、もっとも下げ幅の大きかったパラジウムは、前日から3%弱下落し1,450ドル台にて推移している。
為替市場は、本日のアジア時間で最強通貨となっているNZドルが、対円で上伸している。NZドル円は83.810から84.959まで約110pips上昇。時間足10MAに沿っての上昇トレンドとなった。NZドル円は本日の上昇により3月1日の今年高値に迫る勢いとなっており、日足ベースで下値を切り上げているため、フィボナッチ・エキスパンションの100%ラインである85円台前半まで値が伸びるのか、注目したい。
本日の指標は、15:00に英・ネーションワイド住宅価格、独・小売売上高、16:30にスイス・製造業PMI、17:30に英・製造業PMI、18:00に欧・消費者物価指数、20:20に豪・ロウRBA総裁の発言、23:00に米・製造業受注指数、米・JOLTS求人、翌6:00にNZ・RBNZ金融安定報告書の公表が予定されている。RBNZ金融安定報告の公表を控えたNZドルの値動きを、慎重に静観したい。