先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄が2日続伸となり、株高・金利横ばい・原油高の相場展開となった。原油WTIは76.1ドル付近で推移しており、天然ガスは2.37ドルまで小幅に上昇している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となっており、ゴールドは2,000ドル台を続伸せずに反落している。投資家心理を示す恐怖と欲望指数(Fear & Greed Index)は、強欲の60付近で推移している。
為替市場は、明日のRBA政策金利発表を控えた豪ドルが、対円で上昇している。豪ドル円は88.451から90.536まで上昇。日足75MAを上抜けての3日続伸となっている。豪ドル円は日足にて下値と上値の両方を切り上げているため、明日発表のRBA政策金利にて、市場コンセンサスの3.6%と一致することを織り込むのか、結果発表前の豪ドルの値動きに注目したい。
本日の指標は、14:00に印・製造業PMI、日・消費者物価指数、22:45に米・製造業PMI、23:00に米・建設支出、米・ISM製造業景気指数、24:30に米・6ヶ月ビル入札、27:00にブラジル・貿易収支が発表予定となっている。本日は英国を含めた主要欧州国が祝日により休場となる。4月最終日に円売り基調となった円安トレンドが5月始めも継続となるのか、方向性をじっくりと見極めたい。