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対円で弱含んでいるポンドの上昇余力を注視か

対円で弱含んでいるポンドの上昇余力を注視か

対円で弱含んでいるポンドの上昇余力を注視か
2023.04.13
本日のポイント
  1. 英・ピルMPC委員の発言
  2. 独・ナーゲル独連銀総裁の発言

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。WTIは83.5ドルまで上昇。日足200SMAを超えての上昇となった。主要貴金属5銘柄はプラチナが3%弱の上昇となった一方、ゴールドは往って来いとなり2,018ドル付近で推移している。投資家心理を示す恐怖と欲望指数(Fear & Greed Index)は、強欲傾向の62となっている。

為替市場は、本日のGDP発表を控え、ポンドの上値が対円で重くなっている。ポンド円は165.380-166.594の間で往って来いとなり、日足RSIが70タッチ直前にてもみ合っている。ポンド円は他のクロス円と比較し前年同月からの上昇率が低いながらも、国内のインフレは収まっていないため、来週発表のCPIに向けてポンドが伸びていくのか注目したい。

本日の指標は、15:00に英・鉱工業生産、英・GDP、英・製造業生産、英・貿易収支、独・消費者物価指数、18:00に欧・鉱工業生産、20:45に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、21:30に米・生産者物価指数、米・新規失業保険申請件数、22:00に加・マックレムBOC総裁の発言、英・ピルMPC委員の発言、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、26:00に米・30年債入札が発表予定となっている。対円で弱含んでいるポンドの上昇余力を慎重に静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。