昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって大幅下落となり、株安・金利高・原油安のリスクオフ相場が展開された。米債利回りは軒並み上昇し、米5年債が10年債を上回る逆イールドが再び発生している。投資家心理を示す恐怖と欲望指数(Fear & Greed Index)は、株価下落に伴いニュートラルの48まで低下している。
為替市場は、RBA政策金利発表に加え、原油が反落したことから豪ドルが最弱通貨となった。豪ドル円は91.717から90.212まで約170pips下落。日足直近安値ラインまで低下した。豪ドル円は、昨日の下落により週足20MAを下回り、再び下落基調に入ったかの様相となっている。このまま下落が継続するのか、商品価格と照らし合わせながら注視したい。
本日の指標は、16:00に独・鉱工業生産、独・小売売上高、18:30に英・ディングラMPC委員の発言、19:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、22:15に米・ADP全米雇用報告、22:30に加・貿易収支、米・貿易収支、24:00に加・BOC政策金利と声明発表、米・JOLTS求人、米・パウエルFRB議長の議会証言、24:30に米・週間原油在庫、27:00に米・10年債入札、28:00に米・地区連銀経済報告が発表予定となっている。RBA明けに下落している豪ドルの行く先を慎重に静観したい。