昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が3日続伸となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは節目の80ドルを再び回復。80.7ドルまで上昇している。天然ガスは5%弱の下落となり、2.58ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄は、すべてが反落となっており、ゴールドは1,858ドルをタッチしてからの下落にて、現在は1,849ドル付近に位置している。
為替市場は、ドルインデックスが104.1まで小幅に下落していることから、ユーロ米ドルが2日続伸した。ユーロ米ドルは1.0621から1.0693まで上昇。4時間足200EMAを上抜けた。下位足の時間足では、上昇トレンドの発生によりボリンジャーバンドの-3σから+3σタッチ後、RSIが70超過でのダイバージェンスとなっている。しばらくの調整を挟んで、再びユーロが上昇するのか注目したい。
本日の指標は、15:45にスイス・失業率、16:00に独・製造業受注、英・ハリファックス住宅価格、18:30に南ア・第4四半期GDP、24:00に米・卸売在庫、米・パウエルFRB議長の議会証言、27:00にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言、米・3年債入札、29:00に米・消費者信用残高が発表予定となっている。上値が重い米ドルがパウエルFRB議長の発言により変化するのか、慎重に見極めたい。