昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは76.0ドルまで反発。下落が著しかった天然ガスも、2.4ドルまで回復している。一方の主要貴金属5銘柄はそろって下落となっており、ゴールドは今年安値を更新、一時1,817ドルまで値を下げた。
為替市場は、昨日の円高から一転、本日のアジア時間で米ドル安・円安傾向となっている。ポンド円は、161.216まで瞬間的に下落後、値を回復。現在は161.836付近で推移している。テクニカル面では、ポンド円は上昇チャネルの上限にタッチしてからの反落傾向となっており、4時間足でのRSIが78からの下落傾向となっているため、欧州時間での下落に警戒したいところだ。
本日の指標は、16:00に独・第4四半期GDP、独・GFK消費者信頼感指数、16:45に仏・消費者信頼感指数、独・ナーゲル独連銀総裁の発言、22:30に米・個人所得、米・PCEコア・デフレーター、24:00に米・新築住宅販売件数、米・ミシガン大消費者信頼感指数、24:15に米・ジェファーソンFRB理事の発言、米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言、25:30に英・テンレイロMPC委員の発言、米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言、27:30に米・コリンズ:ボストン連銀総裁の発言、米・ウォラーFRB理事の発言が予定されている。相次ぐ要人発言に注意しつつ、週末の通貨強弱を慎重に静観したい。