昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは節目の80ドルを割り込み78.8ドルまで反落。一方の天然ガスは6%弱上昇し、2.56ドル付近で推移している。暗号資産は2%弱上昇し、BTCUSDは22,170ドル付近での推移だ。
為替市場は、資源価格の上昇により昨日の米国時間で豪ドルが最強通貨となった。豪ドル円は91.853から93.041まで上昇。今月高値を更新した。テクニカル面では、豪ドル円は日足200SMA直下まで上昇後、200SMAがレジスタンスとなり反落しているため、調整下落が落ち着いたのち再び対円で上伸するのか、方向性を慎重に見極めたい。
本日の指標は、16:00に英・消費者物価指数、英・小売物価指数、英・生産者物価指数、17:00に南ア・消費者物価指数、19:00に欧・鉱工業生産、欧・貿易収支、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:15に加・住宅着工件数、22:30に米・NY連銀製造業景気指数、米・小売売上高、加・卸売売上高、23:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、加・中古住宅販売件数、23:15に米・鉱工業生産、27:00に米・20年債入札が発表予定となっている。対円で上昇している豪ドルの上値余地を、慎重に注視したい。