昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって1%以上の上昇となり、株高・金利安・原油高のリスクテイク相場が展開された。S&P500は前日から46ポイント上昇し、4,137ポイントで終了した。原油WTIは、ロシアの減産方針が報道されたことで、一時節目の80ドルを突破し、80.6ドルまで上昇した。一方の天然ガスは4%以上下落している。
為替市場は、資源価格の上昇に伴い、オセアニア通貨が躍進している。豪ドル円は、90.724から92.485まで約170pips上昇。今月高値を更新した。4時間足では、豪ドル円は75MAと20MAでのゴールデンクロスが確認され、ボリンジャーバンドのマイナスσが上向いている。一方で、日足ベースでは頭上に200SMAを控えているため、継続した上昇が見られるかは、慎重に判断したいところだ。
本日の指標は、16:00に英・失業率、16:30にスイス・生産者輸入価格、19:00に欧・第4四半期GDP、20:00に米・NFIB中小企業楽観指数、22:30に米・消費者物価指数、23:30に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、25:00に米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言、25:30に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、28:05に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言が予定されている。資源価格の回復により上昇している豪ドルの方向性を、慎重に注視したい。