昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄が下落となり、株安・金利安・原油横ばいの相場展開となった。米10年債利回りは、3.43%まで低下している。投資家心理を示す恐怖と欲望指数(Fear & Greed INdex)は、強欲傾向の64付近で推移している。商品市場はゴールドとシルバーが上昇しており、ゴールドは1トロイオンスあたり1,947ドルまで上昇。今年高値を更新している。
為替市場は、昨日の第4四半期CPI(消費者物価指数)が7.8%に上昇した豪ドルが、対米ドルで上昇した。豪ドル/米ドルは0.7032から0.7122まで約90pips上昇。今年高値を更新した。豪ドル/米ドルは週足ベースで200SMAを実体足で上抜けており、週足RSIが30からの上昇基調で63.1付近となっている。このまま週末にかけて豪ドルの上伸が見られるのか、方向性を静観したい。
本日の指標は、15:00に日・工作機械受注、18:30に南ア・生産者物価指数、20:00に英・CBI流通取引調査、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・第4四半期GDP、米・個人消費、米・コアPCEデフレーター、米・耐久財受注、米・卸売在庫、米・シカゴ連銀全米活動指数、24:00に米・新築住宅販売件数、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、25:00に米・カンザスシティ連銀製造業活動指数、27:00に米・7年債入札が発表予定となっている。豪インフレ加速により上昇している豪ドルの上値余地を注視したい。