昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって大幅下落となり、株安・金利安・原油安のリスクオフムードが展開された。原油WTIは、日足75MAに上値を抑えられる形で反落し、現在は78.9ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてが反落となり、ゴールドは1,925ドルをタッチしたのち、いってこい相場となった。
為替市場は、昨日午前中の米ドル高相場から、米国時間にかけて円高相場となった。ポンド円は、157.178から161.526まで上昇。その後3円強反落し、本日のアジア時間では158.255付近で推移している。上位足の週足で見ると、ポンド円は154.895付近がサポートとなっているため、この水準を下回る値動きが見られるのか、方向性をしっかりと見極めたいところだ。
本日の指標は、16:30にスイス・生産者輸入価格、19:30に欧・ラガルドECB総裁の発言、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、21:30に欧・ECB理事会議事要旨公表、22:30に加・卸売売上高、加・住宅価格指数、米・新規失業保険申請件数、米・住宅着工件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、23:00に米・コリンズ:ボストン連銀総裁の発言、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、25:00に米・週間原油在庫、27:15に米・ブレイナード:FRB副議長の発言が予定されている。円安から一転、円高基調となったクロス円の方向性を、慎重に見極めたい。