昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって3日続伸となり、株高・金利安・原油高のリスクオン相場が展開された。原油WTIは78.2ドル台での横ばい推移となっているものの、主要貴金属5銘柄のうち3銘柄が上昇となり、特にゴールドは一時節目の1,900ドル台を突破。現在は1,896ドル付近で推移している。昨日発表された米・12月消費者物価指数は、市場予想と一致し前年比で6.5%となった。
為替市場は、円高・米ドル安となる中、ユーロが中立性を保ち、対欧州で行って来いとなった。ユーロ豪ドルは1.5551から1.5620の間で持ち合い相場となり、4時間足ボリンジャーバンドの±2σ内での値動きとなった。上位足の週足ベースでは、ユーロ豪ドルは20MAに下値を支えられる形で停滞しているため、週明けに向けて方向感が示されるのか注目したい。
本日の指標は、16:00に英・鉱工業生産、英・貿易収支、英・製造業生産高、スウェーデン・消費者物価指数、16:45に仏・消費者物価指数、19:00に欧・鉱工業生産、欧・貿易収支、22:30に米・輸入物価指数、23:15に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、24:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言、24:20に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、25:00に露・消費者物価指数が発表予定となっている。米ドル安・円高基調に反して値動きが小さいユーロが動き出すのか、注目したい。