昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって2日続伸となり、株高・金利安・原油安のリスクオン相場が展開された。原油WTIは77.6ドルまで反発。日足20MAを上抜けての4%近い上昇となった。一方の主要貴金属5銘柄は上値が重くなってきており、ゴールドは1,878ドル付近での足踏み状態が継続している。
為替市場は、同じオセアニア通貨である豪ドル/NZドルが上昇した。豪ドル/NZドルは1.07992から1.0874まで約80pips上昇。直近1週間で続いているボックス相場の上限付近へと値を上げた。豪ドル/NZドルは昨年後半からの下落トレンドに当てたフィボナッチ・リトレースメントの38.2%ラインに到達したため、38.2%ラインの1.0868付近を上抜けるのか、注目したい。
本日の指標は、18:00に欧・ECB月例報告、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・消費者物価指数、22:45に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、25:30に米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言、26:00に英・マンMPC委員の発言、26:40に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、27:00に米・30年債入札が発表予定となっている。対NZで上昇している豪ドルが上伸するのか、方向性を慎重に見極めたい。