昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反落となり、株安・金利横ばい・原油安の相場展開となった。貴金属市場は全般的に緩やかに下落しており、ゴールドは2日続落し1,636ドル付近で推移している。暗号資産は引き続いて上値が重く、BTCUSDは一時20,800ドルまで上昇したもののすぐに急落し、現在は20,480ドル台で推移している。
為替市場は、本日RBA政策金利の発表が行われ、事前コンセンサス通り0.25%の利上げが行われ2.85%となった豪ドルが、対円・対米ドルともに政策金利発表直後に下落した。豪ドル円は95.557から94.988まで60pips弱下落した。しかしながら4時間足では20MAがサポートとして機能しているため、欧州時間のロウRBA総裁の発言により回復するのか、注目したいところだ。
本日の指標は、16:00に英・ネーションワイド住宅価格、トルコ・製造業PMI、独・輸入物価指数、17:20に豪・ロウRBA総裁の発言、17:30にスイス・製造業PMI、18:30に英・製造業PMI、22:45に米・製造業PMI、23:00に米・ISM製造業景況指数、米・建設支出、米・JOLT労働調査、29:00にNZ・RBNZ金融安定報告書公表が予定されている。RBA政策金利発表後に下落している豪ドルの方向性に注目しつつ、オセアニア通貨の強弱性を見守りたい。