昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって2日続伸となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。米10年債利回りは4.22%台を維持しており、米2年債利回りが4.49%となり、2年債と10年債の逆イールドが継続している。商品市場は小幅に下落しており、ゴールドは1,651ドル台での推移だ。ゴールドが小幅安の中、パラジウムは3%以上の下落を見せ、1,977ドルまで低下している。
為替市場は、財務省による為替介入によりクロス円が一時的に約2円の下落を見せたが、本日のアジア時間ではクロス円が軒並み上昇傾向となっている。昨日、スナク元財務相が新首相に選出された英・ポンドは、対円で下落後、小幅に反発。現在のポンド円は168.378付近で上値更新を試みている。新首相発表報道後にポンドの上昇が見られるのか、欧州時間の値動きに注目したい。
本日の指標は、15:00に日・工作機械受注、16:00にトルコ・景気動向指数と設備稼働率、17:00に独・IFO景況指数、17:55に英・ピルMPC委員の発言、19:00に英・CBI企業動向調査、22:00に米・S&P/ケース・シラー住宅価格指数、23:00に米・消費者信頼感指数、米・リッチモンド連銀製造業指数、26:00に米・2年債入札、26:55に米・ウォラーFRB理事の発言が予定されている。英・スナク新首相の選出によりポンド上昇となるのか、しっかりと注目したい。