先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反落となり、株安・金利高・原油安のリスクオフムードが展開される形となった。恐怖指数(VIX)は小幅に跳ね上がり32.0へ上昇。米株安に伴いBTCUSDは19,158付近まで下落した。また、商品市場が軒並み安となり、ゴールドは週足200SMAから乖離する形で下落。現在は1,644ドル付近で推移している。
為替市場は、大きな窓なくスタート。法人税の引き上げ凍結を撤回した英トラス政権の朝令暮改で、ポンドはテクニカルが効かず乱高下相場となっている。ポンド円は先週末の167.283をトップに値が下がっており、現在は166.741付近での推移だ。4時間足RSIは70手前でバッファがあるため、欧州時間にかけて上昇が見られるのか注目したい。
本日の指標は、15:00にノルウェー・貿易収支、17:00にトルコ・財政収支、21:00にブラジル・IBC-BR経済活動指数、21:00にフィリピン・消費者物価指数、21:30に米・NY連銀製造業景気指数、24:30に米・3ヶ月と6ヶ月債入札、28:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、29:00に加・ロジャーズ上級副総裁の発言が予定されている。乱高下が著しく、明後日にCPI発表を控えたポンドの方向性を、慎重に警戒したい。