昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって4日続落となり、株安・金利高・原油安のリスクオフ相場が展開された。今月に入り反発力が強まっていた原油WTIは、日足200MAに上値を抑えられる形で反落。現在は90.7ドル付近で推移している。また株価の下落と共に暗号資産も下落しており、BTCUSDは日足ベースの直近安値ラインまで下落。現在は19,042ドルとなっている。
為替市場は、本日の失業率発表を前にポンドが対円・対米ドルともに弱含んでおり、ポンド米ドルは4時間足10MAに上値を抑えられる形で下落している。また、週足でも10MAがレジスタンスとして機能しており、今年に入ってからのダウントレンドが明確に継続している状況だ。ポンド米ドルは現在の1.1036水準から米国時間にかけて下伸するのか、静観したい。
本日の指標は、15:00に英・失業率、16:00にトルコ・経常収支、19:00に米・NFIB中小企業楽観指数、24:00に英・カンリフBOE副総裁の発言、25:00に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言、26:00に米・3年債入札、27:00にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言、英・カンリフBOE副総裁の発言、翌7:00に豪・エリスRBA総裁補佐の発言が予定されている。雇用統計結果によるポンドの変動に注目したい。