昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって2日続落となり、株安・金利高・原油高のリスクオフ相場が展開された。米10年債利回りは3.82%まで上昇しており、原油WTIは一時89.2ドルまで上昇。現在は88.3ドル付近で推移している。貴金属は反落傾向となっており、ゴールドは0.7%ほど下落し1,710ドル台での推移だ。
為替市場は、本日の雇用統計を控え、加ドルが対円で下落している。米ドル円が下げ渋る中、加ドル円は106.506から105.451まで100pipsの下落となっている。加ドル円は日足ベースで20MAに上値を抑えられ反落しているが、一方で下値を75MAにサポートされているため、本日の米国時間での雇用統計結果により明確な方向感が出るのか注目したいところだ。
本日の指標は、15:00に独・鉱工業生産、独・小売売上高、英・ハリファックス住宅価格、15:45に仏・貿易収支、19:25に英・ラムスデンBOE副総裁の発言、21:30に加・雇用統計、米・雇用統計、23:00に米・卸売在庫、米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、24:00に米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言、25:00に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、28:00に米・消費者信用残高が発表予定となっている。加・米国の雇用統計結果による価格変動に注目したい。