昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって3日振りに反落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは、昨日のOPECプラスで日量200万バレルの減産合意がされたことから反発が強まり、87.7ドルまで上昇した。商品市場は上昇が弱まっており、ゴールドは前日比プラス0.20%の1,723ドルとなっている。BTCUSDは節目の2万ドルを回復。20,313付近での推移だ。
為替市場は、昨日発表された米・9月製造業PMIと9月ISM非製造業景気指数がともに市場予想と前回値を上回ったことから、米ドルが上昇した。ポンド米ドルは1.1494から1.1230まで約260pips反落。先週の英国でのQEから継続していた上昇にピリオドが打たれた。ポンド米ドルは日足20MAを超えているものの、直近高値の1.1730には届いていないため、方向性を慎重に静観したい。
本日の指標は、15:00に独・製造業受注、17:30に英・建設業PMI、18:00に欧・小売売上高、20:30に欧・ECB理事会議事要旨公表、21:30に米・新規失業保険申請件数、21:50に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言、23:00に加・Ivey購買部協会指数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:35に加・マックレムBOC総裁の発言、26:00に米・クックFRB理事の発言、翌6:00に米・ウォラーFRB理事の発言、翌7:30に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言が予定されている。指標の相次ぐプラス材料により回復している米ドルの値動きに注目したい。